電柱でござる

コンクリート製品を作っている会社の社長をしている友人から電柱の話を聞いたので、街を歩いていると電柱に気が向くようになりました。図書館でこんな本まで借りてしまいました。

世の中にはいろいろな人がいます
電柱の作り方などがよくわかります

子供のころ木製電柱をよく見ましたが、昭和30年ころからコンクリート電柱が普及。淡輪駅周辺のコンクリート電柱の中には昭和32年にたてられたと思われるものがあります。2018年の台風21号は淡輪のコンクリート電柱をへし折りました。以来、このあたりの電柱は強化されたコンクリート電柱が増殖しています。現在木製電柱は全国でもレアもの。岸和田にあった名物の木製電柱は10年位前にコンクリート電柱に置き換わったそうです。残念、見たかった!大阪府に木製電柱は存在するのか?近所をうろついた限り、現役の木製電柱は見当たりませんが、引き込み線用としての電柱を2本見つけました。

1本目、ちょっとくねっているところがセクシーです
2本目、腕木のほぞがたくさん残っているので、かつて電柱としてバリバリ使われていたと思われます
スッとして、りりしい木柱です
倒れないように根元にくさびが撃ち込まれています

風景写真を撮影するときに電柱はやっかいものと感じていましたが、こうやって健気に立っている姿を見ると、勇気をもらえます。地震・台風の脅威が増していますが、木柱は比強度が鉄筋コンクリート柱よりも格段に高いと考えられるので、生き残っているのかもしれません。

がんばれ!木柱!

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